シークレット?スキャンダル!
ゲームをしてるうちに、いつの間にか夜になってて、二人でリビングに降りる。
「父さん、お腹すいた」
「じゃあ、晩御飯にする?」
「うん」
「じゃあテーブルを片付けておいて」
「はーい」
いつ食べるかは人の家それぞれだろうけど、俺の家は年越しそばは晩御飯で食べる。
年越しそばは大晦日ならいつでも食べていいらしく、年を跨ぎながら食べるのがいけないんだとか聞いたことある。
まあ、この家の場合、食べれる時に食べるって感じだけどな。
「ちょっと、綾斗!」
「ん?」
「珠樹さんが作るの!?」
「他に誰が作るんだよ…」
「あ、綾斗とか?」
「父さんの料理は、俺のより美味いから」
嘘、と嘆く雅。