あなたの心にいる人は… (完)
一瞬廉の顔が優しく微笑んだ気がした





でもはっとして私は立ち上がり部屋に向かい階段をかけ上がる


「葵!」


部屋の鍵を開けようとしたとき廉に腕を捕まれた


「葵っ!」


触れられたら熱がばれる


私は慌てて腕をふらはらおうとしたけど


やっぱり男のひとの力には叶わない


「はなして!」


「はなさない!」


「もう関係ないでしょ!?」


「関係ある!」


「なんの関係があるのよ!」


「、、、、、」
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