あなたの心にいる人は… (完)
「葵、唯は死んだんだよ。唯と俺がたまたま親の繋がりがある家に生まれて出会ったように、葵と俺が出会ったのも運命だよ。なにも違わない。それと、葵は葵。唯のかわりじゃない。」


私がなにより求めていた言葉


「葵にしかない魅力に、俺はまんまとやられたんだから。葵でよかったよ。結婚した相手が。、、、こんな話するの遅すぎるけどな。もっと早く言ってやれたらよかったな。」



照れたように困ったように笑う廉



「葵、最後にもう一度聞く。俺は葵といたらだめか?」



「、、、だめ、、、じゃない」



私の口から自然にでた


正直な気持ち



「よかった。この2日間いきた心地がしなかったよ」


ふと廉の顔から私のほほに触れる廉の手を見ると



そこには廉が初めて結婚指輪をしていた
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