あなたの心にいる人は… (完)
「なんか、、、幸せだな」



「え?」



向かい合わせに座り湯船につかっていると


廉が話し出した



「こういう日が来ないかもしれないと思っていた。だから余計に、嬉しいな。」


廉が幸せ?


私といることに幸せを感じてくれてる?


「また泣く~」


廉はそう言って私を持ち上げると


くるり体の向きを変えて廉の膝の上にのせた


ぎゅっと抱き締めてくれる廉の体は熱い



「泣かせてばっかりで、ごめんな。」



なんで廉が謝るの~!と首をブンブン降ると廉は私の手をお湯から出した
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