あなたの心にいる人は… (完)
「あのときは悪かった、、、」


廉からの思いがけない言葉


「ずっと謝りたかった。あのときはまだ自分でもどうしたらいいかわからなかったんだ」


廉は私をみずに遠くをみていた


きっとあの日を思い出してるんだ


「葵を傷つけてごめんな」


あの日の胸の痛みと、廉の言葉の喜びが一気に込み上げる


気づいたら


「泣くなよ」


涙が次々に溢れていた


「ほら~化粧が崩れる」


そう言いながら私の涙を拭う廉の手はあったかい


こんな日が来るなんて、、、


思わなかった、、、
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