あなたの心にいる人は… (完)
お姉ちゃんの言葉にすごく心が痛んだ


お姉ちゃんはなにもわかってない、、、


私の辛さも葛藤も





でも一番苦しいのは





そんなお姉ちゃんの苦しみに気づかなかった自分への罪悪感と



お姉ちゃんを心から愛していた廉がお姉ちゃんの話を聞いて感じている胸の痛みがわかるから



「どうしてもどってきた?」


「彼とはしばらく一緒に暮らしたんだけど、、、奥さんからの電話一本で出ていっちゃった、、、。それで、、、ひとりぼっちになって、、、。惨めでしょ、私。」



「都合のいい話だな」


廉の目は悲しみから怒りに変わっていた
< 198 / 269 >

この作品をシェア

pagetop