あなたの心にいる人は… (完)
「やっちゃった…」
『ガチャ』
割れたグラスの破片から音のした方へ目をむけると
書斎から廉が出てきた
「なにしてる?」
「喉がかわいて…」
「枕元に置いといた」
「ごめんなさい。気づかなくて…」
廉がゆっくりと近づいてくる
「そのままにしてベッドへ戻れ」
「大丈夫です。片付けますから。すみません仕事の邪魔して」
破片に再び手を伸ばすと
見事に切ってしまった
破片が二重にみえて掴み損ねた…
まずいと思ってすっと手を隠す
「やっぱりお願いします」
そういいながら寝室に早く戻ろうとすると
「見せろ」
「…へ?」
「へ?じゃない見せろ」
『ガチャ』
割れたグラスの破片から音のした方へ目をむけると
書斎から廉が出てきた
「なにしてる?」
「喉がかわいて…」
「枕元に置いといた」
「ごめんなさい。気づかなくて…」
廉がゆっくりと近づいてくる
「そのままにしてベッドへ戻れ」
「大丈夫です。片付けますから。すみません仕事の邪魔して」
破片に再び手を伸ばすと
見事に切ってしまった
破片が二重にみえて掴み損ねた…
まずいと思ってすっと手を隠す
「やっぱりお願いします」
そういいながら寝室に早く戻ろうとすると
「見せろ」
「…へ?」
「へ?じゃない見せろ」