あたしの甘ーい幼なじみ
「大丈夫。まだ時間はある。俺が付き合うから」
「…でも、いいの?」
「当たり前。言わせんな」
「―――ありがとう」
「いーえ。じゃ、台本読もうぜ」
「う、うんっ」
慌てて台本を広げる。
終聖は、口は悪いけど
実はとっても優しい
たくさんいいところがあることを、あたしは知ってる
舞踏会で出会った2人は
一瞬で恋に落ちる
『あぁ、美しい…』
『あなたは、誰なの?』
そして2人はそのまま―――…
「……キス、する?」
「えっ!!?」