あたしの甘ーい幼なじみ
「ううん。なにもされてないよ」
そう思わないと、気持ちを保ってなんていられない
「そっか。それなら、いいんだ」
なにか考えてる素振り
「清瀬く…」
「誓!!お前ここにいたのか!!」
あたしの声は、スーツ姿の男の子達に遮られた
「えっ?お前らなに、どうした?」
清瀬くんを囲むようにして来たのはなんと6人
「今、俺たちの店人気すぎて人手足りないんだわ」
「悪いけど、戻ってきて!」
「はぁ……?」
「頼むよ。No.1ホストがいなくて、クレーム入ってんの」
男の子は、必死に両手を合わせている
――ふ゜っ
No.1って、清瀬くんなのかな?なんて
「でも、今デート中だから」
清瀬くんがあたしを見る
えっ?