あたしの甘ーい幼なじみ
ば、馬鹿……
「え〜…では、これからあたし達の演劇の幕が開きます」
円陣を組んだあたしたちに緊張が走る
「練習時間も短かったけど、なんとかここまで来ました」
「「はいっ」」
「ここまで来たら、何としてもここにいる全員で成功させましょう!!」
「「おぉ――!!」」
みんながステージのサイドに別れる
耳にゆっくり聞こえる歓声
優しく握られた手
「大丈夫だ」
「――うん」
幕が開く
大丈夫
あたしなら、やれる
終聖がついてるから