あたしの甘ーい幼なじみ



『セーヌ。そこにいるのだろう。出てきなさい』


演劇が始まった



おじ様に呼ばれ、とうとうセーヌではあるあたしがステージに姿を現す




大丈夫



『はい、おじ様』




ドレスの裾を持ち上げ、馴れない高いヒールのまま小走りでステージに向かった






ワァァァ


ステージに上がると感じる声援





『このドレスは一体?』

『今日は、お前を舞踏会に連れて行こうと思うんだ』


『舞踏会ですか?まぁ、素敵』





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