あたしの甘ーい幼なじみ
触れられてんなよ
羽衣子side
「夏!太陽!海ー!!」
キラキラ光る水の中に、きゃあーと駆けていく
「……海じゃねぇし」
「きゃっ!冷たいよ大川くん!」
「うわぁ夏だっ夏が来た!!」
馬鹿みたいに騒ぐあたしと大川くんを、呆れた顔で終聖が見た
なんとあたしと終聖と大川くんで遊園地附属のプールに来ているのです
なんで3人なのかと言うと…
「で?なんで大川くんまで来てんの?」
「だって、和美ちゃん用事あって来れないって言うから」
プールの中で大川くんがシュンと肩を落とす
そうなんです