あたしの甘ーい幼なじみ
となると
「頭が悪いのは、あたしだけか」
「え?」
「なんでもないっ」
ますますやる気無くなりますけどー!!
ふーと息を吐く
今まで深く考えてなかったけど、このままじゃ困るよね?
ギュッと目をつぶる
どうし……
「悩む暇があるなら、やるぞ」
そう言うと、隣の椅子に終聖が腰掛けた
――えっ?
「これはどういう?」
どういうあれですか?
「俺が勉強見てやるよ」
「えっ」
「――ほら、貸せ」
あたしからペンを取ると、何やらノートに書き始めた
スラスラと動く手
うわ、字きれいだな
って、感心してる場合じゃないんだった