あたしの甘ーい幼なじみ
「じゃあ、これだけ覚えて」
差し出されたノート
そこには
えっ、なにこれ
数式らしい文字がズラリ
まさかこれ
「全部テストに出るとか?」
「もちろん。これでも基礎の基礎。絞りに絞ってあるから」
「え…」
「まだまだあるからな」
うそでしょ
ガクリとうなだれる
やるか、やらないか
頭の中で2つの選択肢が回る
でも…やるしかないよね
今やれることだけでも、確実にやらなきゃ
終聖が協力するって言ってくれてるんだし!
ガバッと体を起こす
「わかった!あたし頑張るよ。」
「おー。まだ4教科あるけどな。」
にこりと微笑んだ終聖の言葉に、再びどん底に落とされる
そ
そうでした――!!