あたしの甘ーい幼なじみ



「じゃあ、これだけ覚えて」



差し出されたノート



そこには





えっ、なにこれ




数式らしい文字がズラリ


まさかこれ




「全部テストに出るとか?」


「もちろん。これでも基礎の基礎。絞りに絞ってあるから」


「え…」


「まだまだあるからな」




うそでしょ


ガクリとうなだれる



やるか、やらないか

頭の中で2つの選択肢が回る




でも…やるしかないよね




今やれることだけでも、確実にやらなきゃ






終聖が協力するって言ってくれてるんだし!




ガバッと体を起こす






「わかった!あたし頑張るよ。」


「おー。まだ4教科あるけどな。」





にこりと微笑んだ終聖の言葉に、再びどん底に落とされる







そうでした――!!





< 304 / 536 >

この作品をシェア

pagetop