あたしの甘ーい幼なじみ
「ちょっと!羽衣子大変っ!」
「和美ちゃんどうしたの?」
教室でメロンパンを食べながら教科書を開いていたあたしに、和美ちゃんが駆け寄ってきた
あたしが勉強してるのがそんなに大変なことかな?
「和美ちゃん、いくらあたしが珍しく勉強してるからって」
そんなに慌てなくても
「違うわよ!来てるの」
「え?誰が?」
「ほら、教室の入り口に――」
和美ちゃんに言われ、教室の入り口に目をやると
え――…?