あたしの甘ーい幼なじみ
「終聖ー?」
「………」
呼んでみても起きる気配がない
じゃあ
「おーい」
体を揺すってみる
でも、反応なし
う、ウソだぁ
「おーい起き……っきゃっ!」
反転した風景
目の前には白い天井と―――
「なに笑ってんのかな羽衣子ちゃん」
悪魔みたいな終聖の顔
「な、っ起きてたのっ!?」
寝たふりしてたわけっ
「違うよ。寝てたけど起こされたの」
なんだとー!
「せっかく起こしてあげたのに、なによそれっ」
「それより。」
「え?」
「この体勢気にしなくていいの?」
この体勢…?
ゆっくりと頭を動かす