あたしの甘ーい幼なじみ
「えっー…?」
「最低とか、めちゃくちゃなこと言って」
「そんなこと、気にしなくていいよ。」
「でも……お前と一緒にいた女の子にまで…」
言い過ぎたよ
いくら頭にきてたからって、あんなのー…
「……いいんだ。違うから」
落ち着いた様子で、清瀬くんが呟いた
「え?」
違う?なにが
「あれは、義理の姉貴なんだ」
――――はっ?
俺は目を見開いた
「えっ。悪い俺、」
どういうことだ?姉貴?
てっきり元カノだとばっかり…
「いいんだ」
「えっ?」
「姉貴がいなくたって、結果は変わらなかった。」
「………」
「わかってたんだ。羽衣子ちゃんが俺を見てくれてなかったこと。」
はは、と壁に体を預ける清瀬くん