あたしの甘ーい幼なじみ
羽衣子side
ピピピッ
「……39.5℃」
ベッドに寝かせた終聖から温度計を取る
なんて熱!
おでこも、とてつもなく熱い
なんでこんなになるまでほったらかしてたの?
「熱が出てるのに…」
あ、もしかして…
あたしのテスト、気にしてくれてたから?
寝る間も惜しんであたしのテスト作ってくれたり、丸付けもしてくれてたんだ
「…馬鹿…」
眠っている終聖に、呟いてみる
「ごめんね、」
「……っ…」
おでこの上のタオルを代えると、苦しそうに終聖が体を動かした
意地悪なのに、優しいから…
甘えちゃうじゃん