あたしの甘ーい幼なじみ




「シュウセイ?久賀終聖?」


「――…ライアンか?」


えっ?どうして終聖がライアンくんを知ってるの?

ライアンくんが来たときはまだ、終聖は学校を欠席してたはず…




「ここにいたんだね。わー久しぶり!」


「…っわ、おいライアン!」





ライアンくんがギューッと終聖を抱きしめている

あららら

終聖が抱きしめられてる
こんな光景初めてみた



「ちょっ、離せよっ!」


「あ、ごめんごめん」


「いきなり会ったかと思ったら抱きしめる?ふざけんなよ」


「だーかーらーごめんって」




終聖にものすごい顔で怒られてるのにライアンくんはへらへら笑っている
……す、すごい



「なんでここに?」


「中学のときと一緒、留学だよ。高校はここになったんだ」


「そっか。友達は?」


「出来たんだよ、僕にも。」


「それはよかったな」



ライアンくんに微笑む終聖は優しくて



「あ、もしかして猫を飼うこと進めてくれた友達って」


「終聖だよ、羽衣子ちゃん」


そ、そうだったんだー!





じゃあライアンくんは終聖の大切な初めての大切な友達ってわけだ






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