あたしの甘ーい幼なじみ
「先生、熱血だったね…」
ぐったりと机に寝そべる
「そうね。あんな正体隠してたなんて」
「あたしやり過ごす自信がない」
あたしは長い交渉の結果、運動量が一番少ない借り物競走に決まった
和美ちゃんは100メートル
それに比べて終聖は…
「それぐらいでへこむなって。」
200メートルにクラスリレーに学年リレー
まさに運動のオンパレード
運動神経がかなりいいらしく、先生からも生徒からも厚い推薦を受けていた
「なによ、運動できる人にはわからないよ」
「そんなことねーよ」
「そんなことあるの」
「大丈夫だって。借り物競走だろ?」
「そうだけど…」
「見届けてあげるから☆」
見届けるって
「赤ちゃんじゃないんだから!」
バカバカ終聖ー!!