あたしの甘ーい幼なじみ



「ととと」


「馬鹿。勝手に動くなって」


家の前
やっとのことで松葉杖で外に出たあたしを終聖が捕まえた


「大丈夫だって。ほら!っと、」


「危ないだろーが」


また怒られた


「もう本当に鈍臭いのね羽衣子。階段から落ちるなんて」


あたし達の光景にママが笑いをこぼした


あたしの嘘をすっかり信じている

ちょっぴり罪悪感


階段から落ちたあたしは左足首骨折に左手の打撲

「うーん。」


「そのせいで終聖くんにまで迷惑かけて」


「俺は大丈夫です。したいからしてるまでで」


「でも引っ越しまで中止にしちゃったでしょ。申し訳ないわ」


「俺は、おばさん達さえよかったらここでお世話になるほうが居心地いいんでいいですよ」


あたしのケガのせいで終聖のプチお引っ越しは中止

あたしの家にこのままいることになった





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