あたしの甘ーい幼なじみ
体育祭+犯人に制裁を☆
羽衣子side
「うわーいやっときたかぁぁ」
雲一つない青空
本日は晴天なり!
んーと大川くんが伸びをするその横で体操服のズボンを捲った終聖がストレッチをしている
「…終聖、もしかしてやる気満々?」
「当たり前」
終聖が静かなときはかなり集中してるんだな、うん
「っていうか羽衣子、本当にここでいいの?」
テントの下
あたしはもちろんなににも参加できないから椅子に座っている
「うん。ここならグラウンド見渡せるし」
みんなのがんばってる姿見えるから
『プログラムナンバー1、200メールです。出場する生徒は…』
アナウンスが流れ、ぞろぞろと人々が行き交う
終聖も確か出るよね
「終、」
「見てろよ羽衣子」
自信満々な笑顔があたしに向かって指を立てる
「絶対クラス優勝するからな」