あたしの甘ーい幼なじみ

待ってろ



羽衣子side



「早いね、時間が経つのって」





「そーだな」






雪がチラつく朝



手を繋いだあたし達は駅に向かっていた






「…空港まで行くって言ったのに。どーして駅なの?」





飛行機までの時間くらい一緒にいてもいいじゃんか






「…羽衣子と初めて会ったのが駅だからだよ」





「えっ?」





「迎えに来てくれただろ」






そういえば、そうだった





ママに終聖を駅まで迎えに行くように頼まれたんだっけ







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