あたしの甘ーい幼なじみ





だめだ、あたし




堪えていた涙が流れだす





最後くらい笑顔でいたかったのにごめんね、できそうもないよ






「…心配だな」




「え?」





あたしをゆっくりと自分に引き寄せて終聖が呟いた






「1人で泣くなよ?」




「うん」




「寂しくなったらいつでも電話しろ」




「うん」




「なんでも1人で抱えようとするなよ」




「うん……」





< 501 / 536 >

この作品をシェア

pagetop