あたしの甘ーい幼なじみ





「俺がいなくても羽衣子は1人で大丈夫だ」




「うん……」




「俺が帰ってくるまで、待ってろ」




「――うん…っ」






終聖がいなくなる…





もう終聖の顔なんてぼやけてよく見えない






でも笑顔であたしを慰めるために頭を撫でてくれてたのはしっかりとわかったよ






あたしが弱くちゃ終聖が心配しちゃう





強くならなきゃ





あたしは顔を上げて終聖を見た






終聖の声を、顔を、言葉を




すべてをあたしの体に刻み込むために




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