あたしの甘ーい幼なじみ
「……泣いてる原因は、全部俺だった」
「……っ、それは、」
終聖には秘密って約束だったのに!
あの3人め!!
終聖がいなくなったあと、あたしの相談相手は3人だった。
快く話を聞いてくれる3人が大好きだった。
「寂しい思い、させたよな」
「…………」
「ごめん、羽衣子」
つらそうに終聖が顔を歪める。
そんな顔、してほしくないのに。
「終聖」
「ん?」
「大好き」
「おわ、っ羽衣子!?」
それだけ言って、抱きついた。