あたしの甘ーい幼なじみ
不敵の笑みを浮かべる終聖に、何だか嫌な予感。
小さい頃とは違って、全く考えが読めないです。
「ん?いや別に?じゃ、俺風呂入るから」
いやいや、絶対別にじゃないでしょ…!!
なんか企んでるでしょ!
馬鹿なあたしでもそれくらいわか…
「また明日な」
そんな心の中のツッコミはもちろんスルーされ、終聖はお風呂場に行ってしまった。
1人リビングに取り残されたあたし。
さっきのは一体…
「何だったの……?」
今日も、長い長い夜は更けていく。