あたしの甘ーい幼なじみ
「何?もう行くの?早くね?」
慌てるあたしを、不思議そうに見ている終聖。
たしかに普通に行く時間は早いけど……
「清瀬くんと歩いて行くから、早く行くの!」
あぁ〜たまにはあたしが、清瀬くんを待つ日があってもいいのにっ!
今日も清瀬くんが先に来ちゃうのかな
「……清瀬くん?」
鞄を掴み家を出ようとしたあたしの手を、終聖が掴んだ。
「―――って、誰?」
え………
「誰って…」
ピンポーン