あたしの甘ーい幼なじみ
目立つから?
「そうだね〜」
「でも、面倒くせぇ」
はぁ、とため息を1つ。
「よかったら、俺のまだ着てない制服着ます?」
そんな終聖に、清瀬くんが話しかけた。
「えっ?」
「清瀬くん、制服たくさん持ってるの?」
「うん。兄貴の制服もあるから、よかったらでいいんだけど」
へぇーお兄ちゃんいるんだ。
「恩を感じるな。なんか、この街の人たちは優しいわ」
泣き真似をする終聖。
「よかったね、終聖」
「おう」