レイン
日は雨に落ち、君を映しだす。
冬休みに入り、寒さが舞い込んできたころ。




私、中崎海里は冬期課外として学校に通っていた



「海里おはょ‼」


「おはょー」


前の席の、坂本佳奈と他愛もない話をするのが日課



もはや課外代の1200円はムダです。キリッ




「そういえば今日ね、ものっすごい変な時期なんだけど転校生来るらしいょー」


「あんまり興味なーい」



「ま。うちもなんだけどね。」



「じゃーこの話題出さないでょ笑」



でも転校生か……
こんな変な時期珍しいな…



ま。興味ないけどー‼



「HR始めるぞーー‼」



HRが始まるが佳奈とは席が前なのでコソコソと喋る。



「ククッ♪それでさーテニス部の大串先生がね⁇」



「うんうん」



ガラッ‼‼



「………………と……東月蓮です。」



ハッ‼



話に夢中になってるうちに転校生が、来ていたみたい



いつのまにかあたしの隣の席に座ってた




「ねー佳奈ー。東月君にあいさつしといたがいいかな⁇」



「一応礼儀としてしといたほうがいんじゃない⁇」



「じゃーとりあえずしてみる‼佳奈もしてね⁇」



人見知りを押さえて東月君へあいさつ




明るく明るく‼



やっぱ佳奈とかに頼めばよかったと後悔しながら口を開く



「とっ東月君‼おはよー…‼隣の席のなっ中崎海里と言います‼よっよろしく‼」



ひゃー‼
噛んじゃったし、顔赤いしはずかし////




「あぁ。あの喋ってた人達⁇人があいさつしてるのに、喋るとかないよね……。
ま。どーでもいいけど。よろしくするつもりはないけどよろしく。」




は⁇



えっちょ……



東月君てこんなキャラだったの⁉





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