水面に映る影は永遠へ続く


俺は土方さんに宣戦布告をすると部屋を出、自室へと歩みを進めた。



部屋に戻ると彼女は既に起きていた。



「起きたんですか、妃絽ちゃん?」



「うん…」



でも、まだ寝ぼけているらしく、目を擦ってはぼうっとしていた。



その仕種が見ていて飽きなかった。



俺はそんな彼女に近づくと、そっと自分の方へ引き寄せた。




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