水面に映る影は永遠へ続く


「沖田さん?」



寝ぼけが醒め、はっきりとした声には戸惑いが入り混じっている。



こんなこと言ったら、もっと混乱しちゃうかもな…。



でも、もう感情が止められない。



「妃絽ちゃん、俺は…」



貴女が好きです――…。



俺は彼女の耳に囁くようにそう告げた。





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