水面に映る影は永遠へ続く


「はい、そうですけど…」



「妃絽が敬語使ってる!?」



「うっさいよ、原田さん。黙らないと、唇縫い合わせるよ?」



私が原田さんを睨みつけると、彼は慌てて口を押さえた。



おまささんはクスクスと笑っていた。



「まったく、貴方は一言二言余計なのよ。それより、妃絽ちゃん。この子、抱いてみない?」



初対面なのに、随分とフレンドリーだ…。



それより、何で何処からどうなれば、会話がそんなに変わるんだ?





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