水面に映る影は永遠へ続く


俺は妃絽に視線を移し、青白い妃絽の頬を撫でる。



肌は滑らかなのに冷たく、まるで死人のようだった。



「前と変わらねぇよ。変わらなすぎて不安になるくらいだ」



もし、これからずっとこんな風に眠ったまま目が覚めなかったら…。



そう思うと、不安で仕方ない。




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