水面に映る影は永遠へ続く


「水影か…。良い名前だ」



彼はうんと頷くと、産まれたばかりの我が子――、水影を抱き上げた。



「産まれて来てくれて、ありがとうな。水影」



ふと穏やかに笑う彼の腕から水影が消えた。



と思ったら、沖田さんが彼の腕から水影を奪い、抱いていた。





< 235 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop