水面に映る影は永遠へ続く


「夏樹、行ったぞー!」



「はいよ!」



体育のサッカーで友人からパスを受けた。



よし、高さ的にヘディングで――。



「ぶふっ!」



ヘディングするはずが顔面でシュートしてしまった。



でも、それはちゃんとゴールに入り、点数になる。




「ナイス、顔面シュート!」



鼻を押さえ、痛みに悶える俺の肩を友人が叩いた。



…スポーツは出来るけど、おっちょこちょいなようで格好がつかない。





< 245 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop