水面に映る影は永遠へ続く


これからの自分の行方を案じながら私はギュッと目を閉じた。



「副長は~ん!背中流したろか~?」



ふと山崎さんの声がし、扉が開いた。



いつもバカっぽい山崎さんが神に見え――、ない!



「何で全裸なんだよ!スケベ、変態、死ね!」



私は咄嗟に近くにあった桶を山崎さんに投げつけた。




私の突然の行動に驚いたのか、腰と顎にある土方さんの手が緩まる。






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