水面に映る影は永遠へ続く


自分のこれからを想像し、私は目を閉じた。



でも、痛みは感じられない。



その代わりに身体が包まれるような感覚と鈍い音がした。



恐る恐る目を開けると、視線の先には私を庇うように倒れる土方さんがいた。



「ありがとう、土方さん」



身体を起こし、お礼を言った。






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