水面に映る影は永遠へ続く


すぐに真面目な顔に戻って、土方さんの様子を始めた。



「藻で足を滑らせた私を庇って、頭をぶつけたらしくて…」



「まずいで…、頭が切れとる…。まず、副長はんを屯所に運ばんと。原田はんは副長はんを運んで。んで俺と斎藤はんで医者を呼んで来るわ」



さすがは山崎さん…。



医者の息子だけあって、ちょっとのことで動じることない。




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