水面に映る影は永遠へ続く


山崎さんと斎藤さんが医者を呼びに走り出す。



そして、原田さんは彼の頭と身体を揺すらないように背負った。



「待った、左之。血がまずい」



出血がヤバいと思った永倉さんは土方さんの頭に、持っていた汚れていない手ぬぐいを巻き付けた。



真っ白な手ぬぐいはあっという間に赤に染まって行く。





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