水面に映る影は永遠へ続く


原田さんと永倉さんは先に屯所に向け、駆け出した。



早く、そして、彼の頭を揺らさないように慎重に走って行った。



ふと真っ赤に染まる手ぬぐいを見ると嫌な予感が頭によぎる。



私のせいで土方さんが怪我を…。



もし彼が死んだら…、私は…。



そう考えると、無意識に身体が震えた。






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