先生の彼女




涙のせいで


しっぱい味がしたけど、


顔の真横から香るカーネーションの香りで、


気にならなかった。



「ホントはもっとちゃんとしたとこで真面目に言いたかったんだけどな?」




唇を離したらそんなことを言い出した。



「なんのこと?」







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