先生の彼女





「…………プロポーズ………ですか?」




力が抜けたように肩を落とした。



「…………………そーだけど?」




ふいっと、顔をそらして



口元を手で隠す先生が


とてもかわいく見えた。



「嬉しい…………」



幸せすぎて…


幸せすぎて……


止まっていた涙がまた


溢れ出した。






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