先生の彼女




「…………うん」




俯きつつも、頷くあたしに、


これ以上、みんな


なにも言わなかった。






変わりに先生が、



「ちょっと、こい」



あたしを呼んだ。


あたしは、無言で先生のいる


教壇に向かった。





すると、ぎゅっと………


抱き締めてくれて、




「俺の弥冬だから」



そうみんなに宣言して


チュッ…………っと、


キスをしたんだ。






またもや、きゃあぁあって声が


飛び交った。




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