先生の彼女
てなわけで、
蓮佳と離れ数学もヤバイ状況になったあたし。
「弥冬さ、好きなヤツとかいねぇの?」
「はぃ!?」
さっきまで、恥ずかしくて
制服の裾で口元を隠していたけど
今の一言でバッと離した。
「すっ…きな人~ですか?」
そういえば、
居たっけ? あんなに慌てちゃったし
先生はいるって思ったかもしれないけど…
良く考えたらいないかも………
「どうなんだよ」
答えを急かしてくる先生。
「いないですよ~そーいう先生はいるんですか?」
さっきの質問タイムの時ははぐらかしていたけど……