先生の彼女




「けど、先にあたしが好きだって言ったら…弥冬は言えなくなるって………あたしって、ズルいよね……ごめんね」





一気に話すと、ポロポロと涙が溢れだした。




蓮佳も……あたしも……。






「蓮佳は悪くないよー!! あたしも、言えなくてごめんね」





あたし達は人目を気にせずに、泣いた。





泣いたら、さっきまでのぐちゃぐちゃな気持ちがスッキリしていた。







ーーーーーーあたし。










先生が好きなんだ……………







< 31 / 196 >

この作品をシェア

pagetop