先生の彼女




そう、寂しそうに呟く先生。




そんな先生が愛しくなった。




「………嫌じゃないよ…」





気づいたらそう言っていた。




「………昨日も会ったばっかなのに、会いたくて…弥冬に触れたくて死にそうだった……」





ギュッ……っとさっきまでよりも




きつくあたしを抱き締めた。





「あたしもだよ…………」





先生を抱き締め返しながら言う。





「やべーな………我慢できねぇ……」




「キスまでなら………しても良いよ……?」







先生を見上げながらそう言うと……






< 62 / 196 >

この作品をシェア

pagetop