先生の彼女
「蓮佳ぁ~!!」
休み時間になったら
蓮佳の所に直行。
「何よ? 先生と仲良くして何か不満?」
「うっ……って、違くて! 進路の紙が書けないの~!!」
「あはは、それは昨日先生とチュウしちゃったからじゃない?」
蓮佳がそんなこと言うから
思い出して顔が熱くなった。
「あらあら、赤くなって~ノロケなら聞いてあげないから!!!」
そんなこと言わないし……!
っていうか……
「機嫌悪いね?」
「そーなんだよ!!!!!てか、ちょっ聞いてよ!!!」
待ってましたとでも
言いたげな顔で、声のトーンも上がる。