クールな総長と無自覚女総長?!
第一章
月曜の朝のハプニング☆
今日は月曜日。
アタシは16歳。まだ高校2年生。だから、今日も学校がある。
いつもの時間に家を出て1人で通学路を歩いていたら、前から女数人が現れてアタシの周りを囲んだ。
(朝っぱらからなんなの…)
表には出さず、心の中でイラついていると、アタシの周りを囲んでいた奴らの中のアタシの前にいた1人の綺麗な女が、
「貴女、月華の総長でしょ?」
胡散臭い笑みを浮かべながら聞いてくる。
「だったら何?」
アタシもニッコリ微笑んだ。
そんなアタシに女は表情を崩すことはなかった。
「単刀直入に言うわね。
月華と私達…舞蝶で、同盟を組まない?」
「……」
予想外すぎて、驚いてるアタシを無視して言葉を続ける女。