クールな総長と無自覚女総長?!
「ふざけんな。」
「は…?」
「自分の仲間だろ?そんな言い方ねーだろ。言っとくけど、仲間を大切にしない奴らと同盟組む気なんてないから。」
アタシはそれだけ言うと、この場から離れる為に女に背を向けた。
…が、呼び止められた。
「待ちなさい。」
女の少し高いがアタシの足を止めた。
「……何……」
(めんどくさいなぁ。何なんだよ)
と言いつつも振り返る。
「貴女、やっぱり面白いわね。ますますウチに欲しくなったわ。…私の名前は秋元亜純(アキモトアスミ)。」
「……。」
意味がわからなくて、女をじっと見る。
「覚えておいて。」
女はフッと笑い、背を向けて去っていった。